【WIXOSS】宇宙一正しいルリグランク表を作る〜キーセレ編〜
コロナウィルスに卍コントロール卍されて鬱憤が溜まっているセレクターの皆さん。こんばんは
今回はキーセレ参戦ルリグを「強さ」で分類してみたいなと思います。にじさんじの圧力には屈しません。「私の好きなルリグがめちゃくちゃランク低くてショックを受けた!」って声も「いやそんなの全然間違ってるぞバカタレが!」という声も全て無視して作っていきます。物議を醸し出していきましょう。
大前提
・青タマ⇔白タマ、アロス⇔コード、凛⇔美兎⇔楓というような、共通する限定条件を持ち合わせるデッキでも分類して考える。平たく言えばアーキタイプ別に分けて考えるようにする
・《糾う者》は《糾う者》としてカテゴライズする。
・強さ≒「勝ちやすさと結果を出した数を総合的に判断して算出したデッキの性能」というイメージ。
・俺の理論は全て正しい。
ランク分け
Sランク…対策必須の環境最上位ルリグ。大会での遭遇確率も非常に高い。テンプレートのアーツ構成だけではなく、どのように要求を組んでくるか、メインデッキでどのようなアーツケア手段を所持しているかといった細やかな部分にまで気を配る必要がある。時にはガンメタ張ることも有効。
Aランク…十分に脅威となる環境上位ルリグ。大会での遭遇確率はやはり高いだろう。キーセレにおける点数的な強さとそれ以外の面での強さも持ち合わせていることが多い。テンプレートのアーツ構成を把握する必要はある。
Bランク…上位と比べると一枚落ちる部分があるものの、芯の通った武器を持つ強ルリグ。大会での遭遇率もそこそこ。
Cランク…上のルリグと比べると若干不自由を抱えているものの、戦えなくはないルリグ。わからん殺しが一番しょーもないので知っておいて損はない。
Dランク…開拓が進んでなかったり、目に見えてカードパワーが低いルリグ。キーセレ序盤のデッキやリソース消費が他よりも多いという点で苦しい展開が多い。しかし、コアなファンも多く、見た目以上に遭遇することはある。
一覧表
(色々抜けてました。本文にはいます。ゴメンネ)
Sランクルリグ
・華代
《アリョーヌ》によって選択肢が大幅に増え、速さと器用さを兼ね備えたルリグへと進化した華代が一番手に。《炎真爛漫》による25%の押し付け、Lv2から最高出力で要求が組めることによってパワー不足を難なく乗り越え、環境最大母数のデッキに返り咲いた。最近では結果を残しまくっている《ハッピー5》《炎真爛漫》《歌舞熱曲》《メンダコ》《焼風》採用の《ゆきめキー》《花代緑子キー》型が大流行中。
ライフ0から《歌舞》で突撃されると「宣言されたレベル以外のサーバントを3枚切らないと敗北」というとんでもない状況に置かれてしまう。防御の切り方を確立しておかなければ確実に轢かれてしまうだろう。
・コード・ピルルク
ディセンブル環境では《W・S・B》に耐性を付与してド突き回る戦法で数多のデッキを苦しめ、環境の防御手段を狭める一因だった。コリジョンでは《戌亥とこ》を新たに得て序盤の火力と安定感が向上した。フルパワーを引き出すことができるだけのプレイと構築力が必要だが、最大値はキーセレクションの多くのデッキを上回る文句なしのSランク。
また、電機はにじさんじの追加でもカードプールが広がる為、今後強化の要因になり得るカードが他よりも多少多いこともこのランクに位置する要因の一つだろう。コード・ピルルクが、キーセレ環境の上位から転がり落ちる姿は想像し難い。
・白タマ
キーセレクション第2弾フルスクラッチから今尚上位を守り続けている数少ないルリグ。これまでも《プリキャス》、固有能力イノセンスによって多くのセレクターが破壊されてきた。
コリジョンでは《ボブスレー》を得て、安定感が更に向上。山札の上を見ていないにも関わらず降ってくる《プリキャス》は最早凶器である。
Sランクに位置しているものの、《ドントコール》といったコインベットでアンコールできるアーツ群の採用によってはタマ側も厳しい戦いを強いられるだろう。お困りの方は、それらのアーツの採用を検討してみるのもいいかもしれない。
・レイラ
某JKが開発した基盤によって爆発的に数を増やしたルリグ。このルリグほど「開拓が進んだ」と言えるルリグはいないだろう。
《ヒロインキー》と《千差爆別》よって防御面の硬さを確固たるものとし、序盤ライドによって失われるルリグアタックの機会は《ラティナ》によってデメリットを相殺するという発想には美しさすら感じられる。コリジョンでは《ギュウシャ》が《ラティナ》と似たような役割を果たすカードとしてデザインされるなど、更なるアップデートにも期待できる。
しかし、防御がかなりバニッシュに寄っているため、バニッシュ耐性を付与して襲いかかってくるコード・ピルルクなどに不利を取っている部分もある。
・青タマ
ディセンブルで登場したタマヨリヒメの別の姿。相手の手札を徹底的に破壊することで、見た目の防御点数や攻撃要求以上に厄介な展開を作ることができる。
《アークゲイン》、《ネーウレス》によって攻撃もシグニ耐性の二回行動というような搦手に切り替えることもできる器用さを持っている。
しかし、最近のテーマはLBで共通クラスのシグニをトラッシュから2枚回収することができるため、そういう点で計算外の展開が起こることもあり、この位置に落ち着いた。
Aランクルリグ
・エマ
《真遊月キー》でリソースを確保し、《ネクスト・フューチャー》で1ターンの間に大量の打点を叩き込む。《ネクスト・フューチャー》の性質上、ダウン防御に対して無類の強さを誇る。コリジョンからは《御伽原江良》で蘇生系統にも強く出れるようになったり《ウーゴ冒険記》、《神話の本》に続いて⦅スキュタレー⦆の登場もあったりして、エマとしての強化にも事欠かない。刺さりがピーキーなように見えるが、対策を完璧に理解しているプレイヤーは多くはないだろう。事実、筆者は理解していないので轢き殺されている。
・ウムル
「キーセレクションにおいて、最も持久戦に持ち込むのに最適なルリグは?」と問われたらウムルと答える他ないだろう。
ゲートは1面分の防御を50%に委ねることができ、それを優位に働かせるための相手のデッキにカードを返していく戦法に苦しめられた人も多いだろう。ゲートの外から3点以上を要求し続けられるルリグは多少有利に試合を運ぶことができる。
ウムルも非常に強力な基盤を作るプレイヤーがいる。これからも開拓が進んでいくことを鑑みると、Sランクへの昇格も見えてくる。
・ウリス
The Key Selection
順当に殴り合うルリグの中で、攻防の量がウリスを上回るものは中々いない。《チアハナレキー》《アンミラ》《ブラックドラゴンウェーブ》がいとも容易く相手の盤面を破壊し、防御面もアーツやLBでかなりの硬さを誇る。これだけ聞くと「Sランクやんけ!」となりそうだが、ウリスは最上位に居続けるには余りにも素直すぎた。上位ルリグは何かしらのズルで点数を誤魔化せるのだが、ウリスはそれが致命的に欠けている(⦅エキドーナ》によるグロウ阻害がまだ残っているようだが…)。そのためここに落ち着いた。
・静凛
にじさんじもかなり多くズルをできるようにデザインされ始めているが、その中でも凛は《笹木咲》の存在が大きく、他にはない地上空中4点要求という強みを持っている。《笹木咲》のcipハンデスから《ザロウ》へのライズ、次の《笹木咲》や《ザロウ》他、必要パーツへのアクセスを繰り返すことで、4点要求を繰り返す。
防御性能に難が残る点、攻撃的なハンデスデッキとして青タマに引けを取る点を見てこのランクに。
・糾う者
ミュウやリメンバからグロウする姿を多く見かけた糾う者だが、糾う者を使わないこれらのルリグよりも圧倒的に攻撃性能が高いことがこのランクを維持する要因となっている。
特に《アークエナジェ》によるアーツ制限とパワーラインのインフレは、12000という数字をベースに作られているアーツだけでなく、圧倒的汎用性を誇っていた《ハッピー5》の採用に警鐘を鳴らす程、影響力のあるものだったと言える。
《ダブル・チャクラム》の登場が、多少この状況への打開策にも繋がっているのではないだろうか。
・翠子
クラクションから防御性能と高パワーラインを継続する戦法で戦う翠子は、クラフト含めてアーツを使う回数がそのまま戦局を左右することになる。
《ブザービート》によってメインでアーツが打ちやすくなったこと、付けやすくなったSランサーによって幅は広くなっているように感じるが、ウリス同様まだ素直な面が残っている。母数自体は増えてきているので、今後に期待。
Bランクルリグ
・樋口楓
にじさんじの中でも特にキーが強力なことが楓の特徴とも言えるだろう。面が開かないものの、1枚で4面防御を可能にしているのは破格と言わざるを得ない。《本間ひまわり》によるわかりやすいバニッシュによる攻めは、相手にエナを与える分手札は少しずつ奪うという面で美兎とは差別化できている。
・月ノ美兎
《ドリーム・トライアングル》をフルパワーで打てること、相手にエナを与えにくい攻め方ができること、手札を安定して作りやすいことが利点の美兎だが、にじさんじの中でも数は見かけない。個人的には触りやすいルリグであると思ってはいるが、勝ち切るには他に一歩及ばないか。
・遊月
キーセレクションは「限られた防御と限られたリソースで戦う」ゲームだが、遊月には後者のセオリーは通用しない。《オワンクラゲ》や《エレクトイール》が一度立つとほぼ無限のリソースを獲得できるような機構を組み立ててくる。また、非公開領域から追加の打点が飛んでくることも遊月の特徴のひとつだ。
しかしオールスターとは違い、一度崩されると元に戻りにくいリソース機構のため、上位にいるハンデスデッキの台頭が数を減らす一因になっている。
・タウィル
オールスターでは「硬さ」が売りのタウィルは、キーセレクションだと「攻めの尖り方」が売りになっている筆者好みのデッキとなっている。
ビートというタウィルだけが触れる領域にカードを貯めつつデッキを回し、《シュブ=ニグラ》を始めとしたダブルクラッシュ、アサシンを付与して受けにくい過剰打点を作る。
《御伽腹江良》にプライマルによる防御を貫通されるだけでなく、元々防御力に少し難があるためこのランクに落ち着いている。
・エルドラ
《パワー・オブ・ヒロインズ》is POWER.
アクセの効果を全て無効にできてしまう《ハッピー5》の採用率の減少も相まって、環境にようやく顔を覗かせ始めている。
しかし、リソース面がこのランク帯にしては絶望的。特に手札は二枚回収LBが1回は捲れて欲しいレベルである。
Cランクルリグ
・カーニバル
キーを2枚維持しつつ、相手の火力の軸となるシグニを無力化する事で実質的に防御面数を誤魔化せるルリグ。しかし、周りの強化によって軸となるシグニが多様化している今、宣言するカードを見誤ると一瞬でゲームセット。
LBが強いイメージもある。コンセプトが短命であるため、今後何かしらのテコ入れに期待したい。
・優羽莉
血晶武装《アカズキン》など、同名カードを使って強力な要求を組み込むルリグではあるが、ケア範囲やリソース面でレイラに大きく差をつけられる形になってしまっている。
コンセプトは強いので、追加と開拓の両面から期待される。
・リメンバ
オートガード性能、殴り合い時点での防御力は非常に優れている。しかし、どうも最後の一点を取る力に欠けている。
ハンデスもできるルリグではあるが、すべてを盛り込むことができない器用貧乏さは否めない。
・グズ子
偶数奇数と軸を変えることで表情を変えるルリグではあるが、やはり素直すぎる面が痛手である。
ダイレクトも強力な点取り手段にはなるが、華代の台頭でルリグアタックへの意識が強い中で通せるかどうかは、使うタイミングに大きく委ねられることになる。
・メル
チャームを利用して《ウェディ》等の耐性持ちで殴りかかるというコンセプトのデッキだが、やはり同じようなコンセプトのコード・ピルルクに根負けする部分があるように見える。
初期コインを持っている点は大きなアドバンテージになるため、上手く活かして構築したい。これから先の開拓に期待のルリグ。
Dランクルリグ
・ナナシ
《ザロウ》を世に送り出してくれてありがとう…。
ライズの査定が厳しすぎてリソース面が瓦解していることが大きく響いているように感じられる。
開拓不足が否めないルリグだ。
・アルフォウ
「傀儡して強いシグニが相手のデッキにいない…。」
単体で強固な耐性や、点取り能力を持っているシグニが限られているため、コンセプト自体がオールスター向けであることを強く感じさせる。カードプールの拡張が強化に直結するので、期待したいところではあるが…。
筆者の対戦経験は一回だが、華代使ってたら《黒点キー》、《ナンバーバインド》、《血晶魔杖》で壁まで吹き飛ばされた。
・ユキ
シードはとてもテーマとして美しいのだが、要求の査定があまりにも原初のキーセレクションを感じさせる。
《御伽原江良》が何故か植物を持っているので、特定のデッキに強く出られるようにはなった。また、《ピルピルキー》採用してルリグアタックを強制的にシャットアウトしつつ、エナゾーンを植物で固められるようにする構築は散見される。
・アロス・ピルルク
このゲームは墓地から好き放題できない。遊○王ではないことを痛感させられる。
ハンドレス戦法はそれだけで選択肢をかなり削られるものである。まだ《シャハラザ》と《アナスタシア》がいてくれるお陰で、何とかハンドレス戦法の体裁を保ててはいる。発射回数に制限があるので、速度意識のデッキになりそうだ。
・夢限
兎に角華代が重い。白イノセンスが重い。コンセプトが既にトップ組にズタボロにされているルリグ。
キーの増加が直接の強化となり、限定なしのシグニにも優秀なものが増えてきてなんとか食いつないでいる。《さんばか》の追加は華代への対抗手段としてある程度の保障にはなっている。
現存するデッキの中で《ハッピー5》を最多回数投げられる…と思う。
・ミュウ
ここ最近は糾う者の下敷きとして活用されることがほとんどで、ミュウとして使われているところをほとんど見た記憶がない…。
キーセレ内で最も開拓が足りていないルリグだと思われる。
筆者は《ネビュラ・コネクト》が好き。
・リル
ナナシ同様、ライズによるリソース面の査定が重い。《キツネサキ》に依存して、そこからリソースを回転させなければ繋がりすらしないことも。
追い討ちをかけるようだが、ここまできて《マクリ》と全く同じテキストのカードが渡される不遇っぷりは涙無くして語れない。
思い切って《ハイメイル》、《ロンギンス》とお別れする構築もアリなのかもしれない。また、手札(アーム)を捨てることが効果起動のトリガーになることが多いため、《ピルピルキー》との相性はキーセレ内最高峰。
総評
2年歴史を積み重ねてくるとやはりカードパワーの差はある程度出てくることになると感じた。開発がしっかりなされるのであれば、新レギュまで全てのキーセレデッキを強化するというのは頷ける選択なのかもしれない。
キーセレクション未参加組の参戦も待たれているが、こうも差が開き始めている現状でどの位置に自分の参戦希望ルリグが放り込まれるか、それに納得できるかという点も併せて考えてみると、カードの開発の難しさが何となく見えてくる。
にじさんじとのコラボについては、個人的には現状大成功かなと考えている。自作ブランドの面子をある程度保ちながら、それなりに強い位置ににじさんじのルリグを置くことに成功した点は、ここで参入きたプレイヤーにしばらく遊んでもらうには十分な仕上がりだ。また、ウィクロスとして愛されてきたルリグとの共存は果たされていると言っていいだろう。
終わりに
スケスケの炎上商法、如何でしたで消火。
このランク表はプレイヤーの理解度や贔屓したいルリグへの扱いによって変動すると思われるので、是非一回考えてみて欲しいです。でも僕は自分のランク表が宇宙一正しいと思っているので、異論も反論も受け付けません。
どっちかというと「人の意見も見たいなぁ」と思っているので、「作ってみたで〜」って方はご一報ください。
それではまた〜。オールスター編は多分死ぬほどだるいんで作りません。