紙のダイアリー

主にカードゲームについて書き連ねる予定です

【WIXOSS】どうしてピルルク強化は終わらないのだろうか

どうもぱくしんです

 

今回は第二回考察ブログです。テーマは「どうしてピルルク強化は終わらないのか」という件です。これはまあピルルクにヘイトを溜めてる人なら何度か考えたことのある事案ではないでしょうか。

 

それについて、僕なりの考えを織り交ぜて論じていきたいと思います。

 

このことを説明するには、2つの事実を予め理解してもらう必要があります

第一に「WIXOSSを作ってる人たちは商売をしている」こと

第二に「事実、ピルルクは人気ルリグである」ことです。

 

順序は変わりますが、まずは第二の事実から考えていきましょう。

こちらの画像をご覧ください

 

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 これは「WIXOSSmagazin vol.2」 に掲載された、同誌vol.1で募集したselector登場キャラの総選挙のトップ3です。まあ古い資料ではあるんですが、この頃から主人公を押しのける勢いの人気があったことが伺えます。

 

ピルルク(水島清衣)は「selector infected WIXOSS-peeping analyze-」では主人公として描かれ、そこでの姿でファンになったという人もかなり多いです。

 

更に、TCGとしてのピルルクにも大きな魅力があります。

それは「ドロー&ハンデス」という特技です

遊戯王ヴァイスシュヴァルツをやっていたことのあるプレイヤーならわかると思うのですが、これらのゲームではハンデステーマに大きな規制がかけられており、使用することは困難になっています。 

そんなハンデスをメインギミックとして持つピルルクは、クールなビジュアルと相まってコンテンツ開始時から大きな注目を集めていました(まあ直後にオサキループが発覚してTPはそっちに流れてしまうのですが)

 

要約すると、「ピルルクはアニメやスピンオフ漫画、TCGで人気を博していた」ということです。

 

では、何故人気の高いルリグばかりが優遇され、強化を多く貰える立場にあるのか。

 

答えは明確、「売れるから」です。

 

WIXOSSを手がけている人や会社は何も慈善事業をしているわけではありません。あくまで「商売」をしているのです。彼ら自身や彼らの家族を養っていくための収入を得るために働いている人が大半です。

 

WIXOSSが狭いカードプールで、ルリグというキャラ要素を含んでいながら、何故日本で3番目に売れている(人から聞いた話なので正しくはわかりませんが)TCGに成長したのか、僕は最初にWIXOSSを知った時「このコンテンツは長続きしなさそうだ」と正直思いましたが、今もTCG業界では上位を保ち続けています。その答えは、この「キャラクターの取捨選択の上手さ」にあると思っています。

 

WIXOSSのゲーム性を保てているピルルクが本格的に環境首位を取り始めたのがAMSやCLが登場した9弾頃だと考えると、その企業努力の反映にラグが生じていても確実に結果として表れているのがわかると思います。

 

WIXOSSを作っている人たちは、恐らくなるべく全てのプレイヤーに文句のないよう開発を進めているはずです。それでも、彼らがやっていることが商売なのだとすると、そこで売れるコンテンツにガシガシ投資して優遇していくのは自然の摂理であると言えます。

 

この事は、「lostorage incited WIXOSS」に水島清衣とアロスピルルクが登場したこと、「コード・ピルルク APEX」が登場したことを考えるとわかりやすいと思います。

 

大げさに言うと、「企業の存続をかけたその取捨選択の中で、ピルルクは常に拾われ続けて来た…」というだけのことなのです。

 

Twitterで「ピルルクの強化出すなよ」といった旨の高圧的なツイートをよく見ますが、これは見当違いもいいところだと僕は思います。

 

こういう呟きをする人間の大半は「自分がWIXOSS制作チームの人の手のひらの上で躍らされている」という事実を認識できていないことがほとんどです。彼らからしてみれば僕たちWIXOSSプレイヤーはお客様であり、投資家であり、カモなわけです。僕たちは目先のWIXOSSという餌につられて利益を知らない内に落としている魚のようなものです。

 

つまるところ、ピルルクの人気が天変地異か何かで0にまで転落し、制作側が「こいつは売れない」と判断しない限り、ピルルクの優遇はコンテンツ終了まで終わらないというわけです。

 

自分の愛するルリグがマイナーであればあるほど、環境を斡旋するピルルクに対するヘイトは高いと思いますが、本当にWIXOSSが好きで、本当にそのルリグが好きなら、自分の手でピルルクを超えていくように努力すべきではないでしょうか?

 

愚痴を言っても無駄だと言うことを、そろそろ理解しなければならないと思います。

 

 

 

今回はこの辺で筆を置かさせていただきます。

目を通して頂いてありがとうございました。