あ、どーも。ぱっくです。
今回はWIXOSSです。しかもヒラナ。頑張った。
あれ?でも今回のタイトルは…?
…?
何回目の登場か最早数えることすら辞めた《王手の一歩 ヒラナ》
最も結果を出したとはいえない情けない部分はあれど、多分世界で一番このカードが大好きだしこのカードのために時間使ってる。
構築経緯
前環境終盤は《煌きへ一歩 ヒラナ》とかいうよくわからん玩具を使って赤単基盤から盾を割ってショットするデッキを使っていた。しかし、ショット失敗したら負けなくせに、確実に決め切る力が足りなさすぎると結論付け、赤タウィルと差別化はできているけど、カスタマイズ性の広さ等様々な要素で劣るデッキに終わってしまった。
久々に《煌き》使えたのはおもろかったけど…。
なんだかんだでLEGENDARY DIVA発売。夢限少女によって環境トップクラスまで地力を上げていた解放派ダッシュヒラナが使う前に0-10対面が生まれて通りが悪くなる環境が始まった。初期環境はもちろん夢限少女触りたい人多そうなので封印。
ふざけるのも大概にしろよ。なんでオマケみたいにセンターがルリグバリア2枚も貼ってくんねんボケ。
オマケみたいに最後の一点をルリグアタックに任せる方が多い《王手》も死んだと思い。一旦封印して色々触ってみることに。
何使っても防衛派に勝たんやんけ!!なんだこれ??????????
最強デッキが確認されてしまった。マジで硬いしリソースくれない。苦しすぎる。
今期はヒラナお終いです。さようなら。
…使いたいデッキが無くなったので適当に赤単振り回して遊んでいた時、最近よく一緒に遊んでたシロネコが面白そうなデッキを持ってきた。
赤単F遊月だった。
これに感銘を受けた僕、すぐさま組もうとしてウキウキしていたところをS氏の一言で熟考することに
「あのデッキ最後決めきれんくない?」
そう。これまでの赤単基盤は盾は割れても明確なフィニッシャー不在により、アシストとの殴り合いが避けにくいという問題が残った。
かなり面白そうな構築だっただけに、この問題と向き合った時はハッとした。確かに安心して詰めに入るだけの状況が作れないことがあり得る。この問題と向き合うことに。
導き出した結論は意外なものだった。
《王手ヒラナ》のメイン基盤弄れば行けるぞ…?
時を同じくして夢限少女が実は脆いということが判明してきており、数を減らしつつあるという現状も知った。
今なら行けるかもしれねぇ…!
なんやかんやで大まかな基盤を作っておいたら、何人かの夢限少女杯本戦出場者の目に留まっていたようでした。
なんと本戦でこの基盤の使用者が1名…!
デッキ構築を趣味として生きていた身としてこの上なく光栄な基盤を作ることができたので、ブラッシュアップ前の考えていた基盤の方で紹介したいと思います!
カード紹介
《王手の一歩 ヒラナ》
(最高の相棒。間違いなくWIXOSSで一番好きなカードになった。)
何度でも擦ってやるさ…!
防衛派が《扉ノヴァ》のみでハンデスを完結できる構造になっている以上、ハンデスメタとしての《ゼノ・クラスタ》が逆風であること、何かの間違いでアホみたいに配られたルリグバリアも蓋を開けてみれば下火であったことから、思ったよりもエクシード4が通る環境になっていたので使用を決意。
全力ランデスとガー不ルリパンで〆るこのゲーム屈指のフィニッシュ性能は癖になる…。
cip2アド、起動10000焼きもしっかり強いためセンターとしての完成度はかなり高い。実はね。
《DJ.LOVIT-SCRATCH》《DJ.LOVIT-CROSSFADE》
アシストLOVIT。コイツなんか貰ってるカード全部強くない?センター以外…。
《真紅の熱線》と合わせて安全に相手のライフを割るカードとして採用。ライフ割る効果を先に使ってからバニッシュすることで、LB面埋めから要求を立て直されなくなるので基本はそう使おう。
《SCRATCH》の10000焼きは《ペイラビ》と合わせれば先後問わず2ターン目の要求がめちゃくちゃ安定するためこっち一択。ダブクラ付与は重すぎる上に後手取ったら即終了なので弱め。
《エクスエコー》《エクスクロスファイア》
最早説明いるか?ぶっ壊れアシスト過ぎる。
このデッキとの噛み合いも異常に良い。手札にあるいらない赤を捨てて序盤の手札補充を解決させつつ、エナさえあれば無条件除去にリーサルの欲求値を下げるランダス効果付き。最高のアシスト。最近これ入ってないデッキ使ってないレベル。
防衛対面なんかはアシスト重ねて最後の一面は《テッペン》で解決するなんてことも結構する。
《エコー》の自動効果はインクのシミ。このデッキに限っては。
本当に工夫しないと使えない(しこのデッキはそんな工夫する余地がないけど)そんなこと気にならないレベルで神アシスト。
《真紅の熱線》
一番楽しいピース。これまで《王手》にはリソース拡充(特に手札)ピースが無ければ圧力が少ないという認識だったが、割とそれは過去になったようにも感じる。
センターアシストが赤く染まっているためそのコストは破格の無2。無2で相手の盾が1枚安全に焼ける。こんな楽しいことあるんだって感じる。
このピースの登場で中速〜同速くらいの相手には外部打点+ガー不ランデスの押し付けで速度勝ちしやすくなり、流行りの遅いデッキにはクロックを無理矢理上げて相撲を取るターンを減らすことができるようになった。
防衛派が流行っていて、《エレシュキガル》の採用率が少し高まっているため、後2ターンあって盾2残る展開が見えたら先に使うと👍。意外と防御的な使い方もある。
《UNKNOWN MEMORY》
《俯瞰者からの啓示》に感動していたら旧弾にもっと感動するリソースピースがあった。1枚が4枚に!?
しかも2ターン目に要求作るために切ることもできるため、後手の出力が落ちにくくなったのも赤単アシストのメリットと言える。
基本的にドロー>バニッシュ≧エナチャの感覚。もちろん先後やLB、相手の得意戦術によって変わるため一概には言えない。
《紅天姫 テッペン//ディソナ》
上から順に偉い(自1)。偉い(自2)。偉い(LB)。《アルフォウジェラシー》のお陰で若干偉くなったがカスのようなパワーライン。の順。
エナを与えない要求なのがエナを破壊するデッキとの相性がバツグンに良いため、パートナーを名乗るだけあって最高のカード。
不穏型の構築より出す機会が多いため4でもいい気がしてきている。
《羅石姫 シークラ//ディソナ》
LBが強い。ここからリソース回収することを考えているため、捲ると出力がモリモリ上がる。楽しい。
たまに出してランデスする。捲りたい。
《紅天 アノウズ//ディソナ》
ピルルク極でも使ったけどやはり《ワウルフ》と合わせてLv1パワー8000の上から点が取れるのが魅力。絆《コハル》の上から点が取れる数少ないコンポパーツ。
《コードメイズ ペイラビ//ディソナ》
今回一番語りたいカード。このカードを見つけてデッキの全体像が浮かんできたと言っても過言ではない。
と言うのも、対防衛派を考えた時に相手の常時効果によるパワーアップに対しての回答を《アノウズ》に一任するのはどうなんだ?という疑問がずっと残っていた。更なる要素として、環境上位デッキが《リメンバメモリア》を中心としたメタゲーム変遷に移行しつつあり、起動効果を使いたいデッキであるディソナはこれらに対する解答を用意していなければ使ったところでリソースや決め手に欠ける可能性が高い。
さらにはLBもこのデッキと大いに噛み合っている。2ドローによるリソース拡充は《王手》の出力強化の担保になりつつ、全体効果無効によって《扉サンガ》や《扉LOVIT》、2パン目の《扉ノヴァ》を牽制して返しの要求に繋がる可能性もある。
対防衛派を意識した時に欲しいカードとして今回は採用。ハンデスを諦めた事でスロットが大幅に空いているため4枚。
《羽化》
防御LBでありながらハンデス相手に手札をエナに流して確実に《crossfade》に繋げたり、エナからディソナを拾って再現性を上げたりと仕事が多い。最強スペルの一角。
《鯖》
ガードできないと負ける。
LBから拾うカードは慎重に。
《幻獣神 LOVIT//ディソナ》
最後の天下。先3で相手の大型防御を使う展開に圧力をかけるために必須。
オマケのテキストも主役を張れるレベル、あまりにも強過ぎる。
ただそこ以外で立てるかと言われるとまあ難しい。一旦3
《翠魔姫 バン//ディソナ》
《エクシア》等を相手にした時に保険として欲しい。でもあんま使わない。
《コードライド レイラ//ディソナ》
先2の1パン目でLBを踏みさえしなければかなり強い要求札。依存したくないため1。
《羅植 アイビー//ディソナ》
手札を消費せずエナを伸ばすカードは非常に貴重で、時にドロー以上のリソース効率に化けることも。
また、《テッペン》2面にこいつを添えるとアサシンコストを賄うことも可能。
《小砲 バクチク//ディソナ》
ディソナ赤センターだし入れない意味ないよね。
序盤《羽化》LBを強く使うためにエナに置いておくと吉。
《幻竜 キリン//ディソナ》
通れば通るほど終盤の要求値を下げられるから個人的にはかなり強いと思っている枠。
《幻獣 ワウルフ//ディソナ》
《扉デウス》等《バクチク》で触りにくいところの補完として最高の相性。このカードを強く使うために他の下級が入ってるところもあるくらい今のディソナを支える補完枠。
環境的な通り
2面防御に盾焼き1〜2にガード不可での締めを狙っていく構築であるため、点を取る気概のないデッキとの相性はかなり良い方。
《牙ミカエラ》採用のデッキやチーム夢限少女との相性は一見するとかなり悪い。
しかし、《牙ミカエラ》は道中ルリグアタックを放棄しながらガー不をいつでも通せる状況を作り続け、残った1枚のアシストを切らせるか完封できれば勝てる。
夢限少女は《d-alive》+《インビンジブルストーリー》で確実に最後のガー不ルリパンが通らないため、こちらも地上で詰め切る必要がある。相手の地上要求がどれだけあるか次第では思ったよりターンが回ってくるため、パワー8000↑の盤面を意識して組んでいくことで4.5ターン決着の展開に持ち込むと貫通することができる。
ちゃんときついのは《ピルルク極》や《記憶》型花代、ディソナナナシといった、火力のある4面↑防御軍団。点を取る力が高いデッキを相手にする時には、どこでエク4と盾焼き絡めて詰められるかの意識を持って動くことが重要。なんだかんだ手なりでやってる相手や下ブレた対面なら不利対面でも走り切れる程のパワーはある。
本当にやばいのは《俯瞰者からの啓示》
強すぎだろ。加減しろバカ。
主観が絡むが相性表を作るとしたら
有利→打点少なめの防衛派、タウィルウトゥルス(要検証)
五分→ウムルウトゥルス(要検証)、牙、打点ちゃんとある防衛派、チーム夢限少女etc
不利→ブルアカアズサ(要検証)、記憶花代、不穏ナナシetc
防衛派との相性関係はORAS期のメガルカリオvs.メガガルーラ対面に近い。
ルカリオ側(ヒラナ)が最速だとガルーラ(防衛派)が最速じゃなければ上からインファイトが通る。型として最速はそんなに多くないガルーラとは悪くても同速勝負ができる。
終わりに
この基盤使ってセレモニー優勝したで!って人がもう2人いるし(意味不明)、デッキは間違いなく強い部類な気がする。
https://x.com/kcc2019615/status/1769270883179434001?s=46&t=AKLQ5Kh1Nkxr9-2AGbzucg
「自分が考えたデッキがTierリストに載る」なんて経験、これからどれだけレベルを上げられたとしてもそんなに多くない機会だと思うし、ビルダーとしての腕が上がった実感があって嬉しかった。
プレイヤーとしての腕も磨きつつ、構築を考える面白さも突き詰めて上を目指したいと思います。
(自分へのメッセージでもあるかな)
ケツを叩いてくれる先生も見つかったので、10周年イヤーは結果を出すことを目標に頑張ります!